ツール・ド・フランス とは

ツール・ド・フランスの第一回開催は1903年。
今年で93回となる世界最大の自転車レース。昨シーズンで引退したランス・アームストロングがいない今大会は群雄割拠−誰が優勝してもおかしくない、 8年ぶりの大混戦となる。

スケールの大きさはまさに世界規模

100年を超えるツールの歴史だが、途中2回の大戦で開催されなかった時期があり、開催回数は今年で93回目。 今年はドイツでワールドカップが開催されている期間と少しダブるため、フランス近郊の人々はタイヘンな賑わいのよう。
観戦者だけでも期間中1千5百万人、TV中継を含めれば世界中で約10億人が観戦するロードレースの最高峰。 大会関係者、プレスなど随行者だけで4千5百名、1千5百台の車両が移動する。毎日1千2百室の部屋が確保される。サッカーワールドカップ、オリンピックと並ぶ世界3大スポーツイベントの名にふさわしい規模といえる。
注目度が高いイベントだけに、各機材メーカーもツールに合わせて新商品、プロトタイプをこぞって投入してくるのだ。

3千6百キロを3週間で疾走

アルプス、ピレネー、中央山塊の山岳地帯を越え、全選手憧れのパリ・シャンゼリゼにたどり着くまでの約3千6百キロをわずか23日間(2日間の休息日を含む)で駆け抜ける。フランスをほぼ1周するツールは1日の平均走行距離170キロ、高低差は2600メートルに達し、選手たちが毎日消費するエネルギーは7千キロカロリーともいわれる。
尋常な体力、精神力ではとても耐えられない。

参戦選手は精鋭中の精鋭たち

「過酷」以外の何物でもないツールに参加できる選手たちは、世界最高峰のチームから選りすぐられた鉄人中の鉄人たちだ。しかしその最高峰の選手たちでさえ、毎年30人もがリタイヤしてしまう。
その極限状態で頂点を極めようとするがゆえに、私たちは選手たちが繰り広げる人間臭いドラマを毎日目の当たりにする。そして、その活躍に明日の勇気を与えられる。きっとそれは、ツール・ド・フランスだからこそだ。

今年は精鋭22チーム198選手がリーダージャージを、栄光のシャンゼリゼを目指し奮闘する。そして、アームストロングに続くチャンピオンロードを新たに体験できる新たなツールだ。